糖尿病の食事とは

糖尿病の治療では、食事療法から始められる事が多いようです。血糖コントロールを良いものにするには、運動療法や薬物療法も重要ですけれども、やはり食事療法をきちんと行い、食事から症状を改善するのが効果的ではないかと考えます。。
糖尿病の食事は、ただやみくもに摂取カロリーを減らしていくので意味がないでしょう。適切なエネルギー量を算出した後に、栄養バランスが良くて血糖値を上げる食品を避けていく事に注意が払われます。
糖尿病の食事には、80kcalを1単位として計算する方法が取られるのが特色です。食品交換表を利用してカロリー計算を行い、患者それぞれに決まった単位数で食事を用意することになると思います。食品は、穀物やいもなどを表1、果物を表2というように、炭水化物やタンパク質などの組成成分の違いで分類され、表ごとに食べて良い単位数が決められます。
その際、同じ表なら食品を交換出来ますけれども、違う表とは交換する事は出来ません。糖尿病患者は、決められた単位の中で食品を組み合わせ、メニューを決めます。
糖尿病の食事療法をしっかり行うには、先に出た食品交換表の他にも、はかり、電卓、献立ノートを準備しましょう。食事を家族に任すのであれば、糖尿病患者用に別の料理を作ってもらうのではなく、家族と一緒でも大丈夫なように、量を測って小皿に取り分ける工夫をすれば問題ないでしょう。食事療法を難しいと感じるのは最初だけです。糖尿病改善は根気良く継続することに意義があるのです。