脳卒中とコレステロール
ある時期、コレステロールは脳卒中の遠因である動脈硬化を起こす犯人であるかのように言われた時代がありました。
脳卒中のリクスと隣り合わせになった高齢者の中には、いまだにその時の記憶が残っていて、コレステロールを忌み嫌う人がいます。
けれども、近年の研究では、コレステロールは脳卒中の原因になるどころか、健康を維持するのに大事な役割を担っているものであることが分かってきました。
コレステロールには、他の物質と融合して、血管に柔軟性を与え丈夫なものに保つ働きもがあるのではないでしょうか。コレステロールが不足すると、ホルモンの合成が困難になったり、細菌への抵抗力が弱まるなどの弊害も出るのです。
しかし、その一方でコレステロールは過剰に摂取した場合、動脈硬化の原因になると思います。これけれども、昔、脳卒中を引き起こす悪玉に仕立てられた原因でしょう。
脳卒中を起こすような年代にさしかかった人で、コレステロール値が高いと自覚している人は、やはり食事を調整して値を下げる努力が必要になると思います。
コレステロールの中でも、HDLコレステロールと呼ばれるものには、動脈硬化を防ぐものもある。脳卒中患者の中にはHDLコレステロールが不足しているケースが多いといいます。脳卒中の予防にコレステロールを見直すのもいいかもしれないです。